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ジャパネットたかた、通販カタログに "AR"を導入した結果「顧客の評判は良い」と説明

あの大手通販の「ジャパネットたかた」が拡張現実を使用した通販カタログで効果を上げ始めているようだ。

紙のカタログに対して画像認識タイプのAR(拡張現実技術)を用いる方式は、いまや定番だ。まだまだテスト段階の通販カタログも多いが、その効果が現れはじめている。拡張現実的な驚きということもあるが、購買を促すためのQRCodeに置き換わるような実用面でも問題ない高性能な画像認識が実現されたことがその理由の一つでもあるだろう。携帯電話で商品を購入することに抵抗感が無くなった人が増えたことで、検索という行為を自然に手早く行うことができ、購入までの流れを短縮できることがポイントとなる。また、アイディア商品や新製品、見た目が分かり難いが、説明されたら「なるほど便利!」という商品に対して特に効果がある。


「カタログにスマホをかざすと高田社長が飛び出す?」。ジャパネットたかた(本社・長崎県佐世保市高田明社長)は今春発刊した最新の通販カタログで初めて「AR」に対応した。
紙面スペースの関係でカタログでは紹介しきれない情報を表現できるなどの利点から徐々に導入する通販企業が増えてきているが、ジャパネットたかたでも「動画を用いることでお客様が実際に商品を使用するイメージをより明確に持って頂きたい」(同社)という狙いから、今春発刊の最新カタログで初めてAR対応を開始。同社のテレビ通販さながらの通販映像がカタログ上でも閲覧できるようになり、「初めて使って驚いた」「より商品のよさが伝わってきた」など顧客からの評判も上々のようだ。

ARに対応させたのは今春発刊したカタログの「ジャパネット倶楽部 第35号 2013年春号」。顧客には専用の無料スマホアプリ「mue Alive!」(このアプリはHPAURASMAを使用して作成されており、アプリはナレッジワークス株式会社が運営)のダウンロードを促し、当該アプリを起動した上でスマホをカタログ内の特定の商品画像にかざしてもらう。するとテレビ通販でお馴染みの「高田社長による商品説明映像」などが当該ページ上であたかも再生しているように見えるもの。

(via http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2013/04/post-1486.html)