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東京国立博物館が積極的にスマートフォンを活用する理由「とーはくナビ」 #Koozyt #PlaceEngine

スマートフォンの位置情報サービスは日々増加しているが、より効果的な使い方を行ってい「東京国立博物館」の事例を紹介 (enterprisezine.jp サイトの記事から抜粋)。





【概要】東京国立博物館が2011年1月18日(火)から開催している「とーはくナビ」ではAndroid端末と位置情報データを活用した新しい鑑賞スタイルを提 案している。一見するとITとは無縁のように思える博物館が、なぜスマートフォンを使った先進的なチャレンジに至ったのか。プロジェクトの担当者に話を聞いた。

【きっかけ】なにを、どこから、どのように見れば良いのか分からないというご意見も多かったのですね。多くの特別展では、200~300点を展示していますが、総合文化展では約3,000点もの展示品が常に並んでいます。端から全部じっくり見ていくと、半日、もしくは一日あっても足りませんし、途中でタイムアップしてしまう。

【こうして解決】 きっかけは、今回の開発を担当していただいたクウジットさんからの提案です。今回の「とーはくナビ」にも利用している位置情報システムは、適切なタイミングで情報を送ることによって人の流れを作るというもの。イベント会場やショッピングモールで実績を重ねていましたが、限られた時間で平常展を楽しんでもらうためのナビゲーションを作るためにも活用できるんじゃないかと考えました。昨年1月の「法隆寺宝物館」での実証実験が成功したので、今回の試みに結びついたというわけです。

【効果】アンケートでは、「10代~20代の利用者が全体の約3割を占める」「『初めて来館した』『数年に1回来館する』と回答した人が全体の約6割に上る」など、こちらで予想していたものとは違う反応が出ています。月例講演会などでは、パスポート会員の常連さんが大半なので、これほど新しい方々に来ていただけるとは思っていませんでしたね。
 
(via & more http://enterprisezine.jp/article/detail/2995 )


-位置測位技術で空間を拡張する 「ロケーション・アンプ」という考え方
位置情報とスマートフォンを使って新しい博物館の鑑賞スタイルを提案する「とーはくナビ」。
開発を担当した株式会社クウジット 代表取締役社長 末吉隆彦氏の話から抜粋。


-リアルとITの融合、その醍醐味
ひとつの空間に携わる方々の想いや、そこに集う人々体験を増幅できるところだと思います。リアルな場所や空間に携わる人々は、そこに集う人々に対して伝えたい何かを必ず持っています。その考えを引き出して、さまざまな演出で空間を増幅する。
増幅する方向はいくつもあります。宝探しにして楽しさを盛り上げても良いし、今回のように落ち着いたナレーションの声優さんを採用して知的好奇心を刺激しても良い。オーナーの思いと増幅する方向性がマッチすれば、お客さんが楽しんだり、喜んだりしてくれるわけです。テクノロジーは前面に出過ぎることなく、「そっと後押し」してやる。私はこの考え方を「ロケーション・アンプ」という言葉で表現しています。

(via & more http://enterprisezine.jp/article/detail/2996 )

-Androidで博物館を3倍楽しむ!~東京国立博物館「とーはくナビ」レポート
http://enterprisezine.jp/article/detail/2997